メタボリック症候群と診断基準
メタボリック症候群の増加が社会問題となる中、2005年には日本動脈硬化学会など学会によって「メタボリックシンドローム診断基準」が公表されました。診断基準が明確と自己診断が容易にできるようになりました。近年日本で始まった特定健診制度の基準となるなど、メタボリック症候群の予防としても広く活用されています。
3つ目に高血圧では収縮期血圧が130mmHg以上、または拡張期血圧が85mmHg以上であることです。高血糖では空腹時血糖値が110mg/dl以上であることです。高血圧、高血糖の基準値にメタボリック症候群と診断されます。
メタボリック症候群と診断された場合には一つ一つの症状が軽くても動脈硬化に進む危険率が高く、命に関わる重大な病気を招くと考えられます。
メタボリック症候群と原因
食生活で高カロリーな食事ばかり摂ると、メタボリック症候群になりやすくなります。
偏食や不規則な内臓脂肪を蓄積しやすくなります。メタボリック症候群の予防、解消のためには食事を毎日三食、規則正しい時間帯でそして食事に魚介類を取り入れ、肉類を取る回数を減らすことなどが理想です。睡眠もメタボリック症候群の重大な原因です。
睡眠は体の休息、ホルモン分泌に大きく関わっており、適切な睡眠時間を摂ることがメタボリック症候群の予防になります。
メタボリック症候群はカロリー消費や燃焼、ストレス発散のために運動は欠かせないことです。過度なストレスも中性脂肪を増加させ、高血圧や高脂血症などになりやすくなります。
嗜好品もメタボリック症候群の重大な原因の一つです。
メタボリック症候群とは
メタボリック症候群とは内臓脂肪型肥満に加えて、高脂血症、高血圧、高血糖などの症状を併せ持った、病気の手前の健康状態をいいます。メタボリック症候群では糖尿病には脳卒中には4倍かかりやすいことが分かっています。2005年に日本内科学会からメタボリック症候群の診断基準が発表されましたが、メタボリック症候群は最近発見された新しい病気というわけではありません。
その後には「生活習慣病」と呼ばれるようになり、呼び名や基準は少しずつ変わりながら現在のメタボリック症候群と呼ばれるに至っているのです。
メタボリック症候群も深刻な社会問題となっています。国ではメタボリック症候群の予防、改善を対策と考えており、2008年4月からは医療制度改革の一つとして特定健診制度を導入しています。